面白法人カヤックは激務すぎてやばいと評判?炎上した歴史とユニークな企業のリアルな裏側

面白法人カヤックは、その名の通り業界内外から注目を集めるユニークな企業です。自由な発想とチャレンジを推奨する社風は、数々の面白い事業・アイディアを生み出しています。

ですがその一方で、働き方について「カヤックはやばい」「カヤックは激務すぎる」といった評判も聞かれます。また、過去には炎上した歴史もあります。

この記事では、面白法人カヤックの評判や炎上した歴史について、具体的なエピソードや社員の声も交えながら紹介。面白法人カヤックで働いている人はどのような人が多いのか、そしてどのような人に合うのかがわかります。

面白法人カヤックが気になっている方は、ぜひ最後までご覧ください。

面白法人カヤックってどんな会社?事業内容は?

商号株式会社カヤック
主な事業日本的面白コンテンツ事業
本社所在地神奈川県鎌倉市御成町11-8
資本金873 百万円(2022年12月末時点)
従業員数577名(グループ)270名(単体)(2022年12月末時点/正社員・契約社員)
公式ホームページhttps://www.kayac.com/

面白法人カヤックは、自由でクリエイティブな環境が特徴の会社です。特にエンジニアやデザイナーに注目されている会社で、上司・部下を問わず自由なアイデアの発信と実現ができる文化が根付いています。

学歴や背景よりも実力を重視するため、多様な人材が活躍している点も大きな魅力です。社員のクリエイティブな取り組みが奨励され、新しいサービスやプロダクトの開発に積極的に関わることができます。

社員満足度が高く離職率が低いことからも、働きやすい環境が整っていることがうかがえます。上場企業としての安定感もあり、長くキャリアを築きたい人にとって魅力的な会社と高い評判を得ています。

技術やクリエイティビティを追求したい方にとって、カヤックは非常に魅力的な選択肢といえるでしょう。

面白法人カヤックのやばい評判って?激務って本当?

その革新的なアイデアと企業文化で知られている面白法人カヤックですが、一方で「激務」という評判もよく見られます。職場環境に対してさまざまな意見がありますが、実際のところはどうなのでしょうか。

ここからは、実際に働いた人々の声も交えながら、厳しいと言われる労働環境についても紹介します。カヤックのリアルな職場環境がわかりますよ。

激務であるという噂は本当?

まず面白法人カヤックがやばいと言われる理由として挙げられるのが、「仕事量が膨大で激務である」という点です。

面白法人カヤックは、部署によりますが「基本的に残業は当たり前」の風潮があります。

カヤックには、よりクリエイティブな仕事がしたい、ユニークなメンバーと共に働きたいという人材が集まります。その状況が逆に重荷となって、限度を超える仕事量になってしまう場合もあるのです。

所属する人の多くは業務に対して高い意識を持っているため、残業させられているというよりも自らの意思で仕事をしている人が多いです。しかし、自分の限界を理解せずに業務に携わってしまうと、気付かぬうちに限界を超えてしまう場合もあります。

また、納期が迫ったり大きなプロジェクトに携わる場合、激務と言えるほどの業務量になるケースもあります。

そのため、面白法人カヤックは基本的に定時で帰りたい、仕事とプライベートはきっちり分けたいという方には向いていません。たくさん仕事をしたい、スキルや経験を積みたいという方でも、しっかりと自分をコントロールできないと難しい職場といえるかもしれません。

ユニークな給与制度に対する将来の不安

給与面に対する不満や口コミも、面白法人カヤックに聞かれる評判の一つです。

面白法人カヤックは、サイコロ評価というユニークな制度を取り入れています。これは、サイコロを振ってその分だけ給与に上乗せされるという制度です。

一時期、そのユニークな制度に注目が集まりましたが、一部の方からは年齢を重ねるにつれてその不安定さが不安に変わる、とも言われています。

あくまでも「上乗せ」なので、サイコロ給の部分はボーナスのように考えられれば良いですが、一度高いボーナスを得てしまうと、下がった時にネガティブに捉えてしまう場合もあります。

特に年齢が上がって家族も増えてくると、そうした不安定さが不安や不満に変わる場合もあるのです。

面白法人カヤックでのチーム変動の問題点

プロジェクトによってチームメンバーがコロコロと変わる点も、カヤックで働くのはやばいと言われる理由の一つです。

面白法人カヤックでは、プロジェクトごとにチームメンバーが変わります。このシステムは、新鮮なアイデアや異なるスキルセットをプロジェクトにもたらすという利点がある一方で、いくつかの問題点も指摘されています。

まず、チームメンバーが頻繁に変わるとメンバー間の信頼関係を築くことが難しくなります。結果として、プロジェクトの進行に影響を及ぼすことがあります。

また、コミュニケーションの取り組みも毎回初めからスタートする必要があり、これはプロジェクトの効率性を下げる可能性があります。常に変化するチーム環境は、社員にとって精神的な負担となり得ます。

チームメンバーとの深い関係を築くことが難しく、これが職場での居心地の悪さにつながることもあるのです。

面白法人カヤックの評判がいい意味でもやばいと言われる5つの理由

ご紹介したように、面白法人カヤックはやばい、という評判は少なくありません。ですが、「いい意味でやばい」と言われることもあります。

それを実現しているのが面白法人カヤックの企業風土であり制度です。社員一人一人が安心して働け、そして成長していくことでユニークなクリエイティブを生み出す、そうしたシステムが整っています。

ここでは、特に注目される「面白法人カヤックはいい意味でやばい」と言われる理由をご紹介します。

高度なクリエイティビティを生み出す企業風土

まず言われるのが、独自の企業風土から生まれるユニークなクリエイティビティです。

カヤックには、自由でオープンな社風が息づいています。社員それぞれがアイデアを出し合い、そして尊重する文化が根付いており、これが「面白い」サービスやクリエイティブの創出につながっています

また、様々なバックグラウンドを持つメンバーが集まり、かつ活発的に意見交換を行うことで幅広い視点が生まれ、結果的にユニークなアイディアが生まれやすいのです。

こうした企業風土がカヤックを特別な会社にしており、クリエイティブな才能を持つ人々を引き寄せてさらにクリエイティビティが高まっています。

社員一人ひとりが主役となり、自らのアイデアで新しい価値を創造していく。それがカヤックの「いい意味でやばい」と言われる理由なのです。

給与制度が公平で透明性が高い

面白法人カヤックが「いい意味でやばい」と言われる一因には、その独特な給与制度があります。この制度は、公平さと透明性を極めて重視しており、社員からも高い評価を受けています。

カヤックでは、360度評価システムを導入しており、社員一人ひとりが互いを評価します。このプロセスを通じて、個人の貢献度が明確になり、それが直接給与に反映される仕組みです。そのため、実績や貢献度が高ければ、給与アップのチャンスにつながります。

さらにユニークなのが「サイコロ給」と呼ばれる制度。これは、定期的なボーナスの額をサイコロの出目で決めるというもので、社員からは刺激的で楽しい試みとして受け止められています。

もちろん、このサイコロ給は基本給や通常の評価制度に加えたユニークな要素であり、社員を不安にさせるものではありません。

このように、カヤックの給与制度は、社員の努力と成果が公平に評価される仕組みを確立しており、その透明性が「いい意味でやばい」と評される理由です。

社員が自身の貢献度を明確に理解し、モチベーションを持って仕事に取り組む環境を提供しているのが、カヤックの大きな魅力の一つといえるでしょう。

成長できる雰囲気

面白法人カヤックが提供する成長できる雰囲気は、社員の間でも外部の人からも「いい意味でやばい」という評判を集めています。

カヤックでは、社員一人ひとりの成長が企業成長に直結するという考えのもと、様々な機会が提供されています。

新しいプロジェクトに挑戦したり、異なる分野の知識を身につけたりすることが奨励されているのです。社員が自ら手を挙げれば、前向きにチャレンジを支援する風土が根付いています。

このような環境が、社員にとっては「自分の可能性を最大限に引き出せる場」となり、結果的に企業全体の革新的な成果に結びついているのです。

カヤックで働くことは、ただ仕事をこなすだけではなく自己実現の場にもなっているのが、「いい意味でやばい」と言われる所以(ゆえん)です。

上司部下を問わないフィードバックが活発

上司や部下の垣根を超えたフィードバックの文化も、「いい意味でやばい」と高く評価されています。

カヤックでは、上司や部下に関係なく、誰もが自由に意見を交換できる風土があります。これは、そうした人が集まっているというよりも制度として風土が整えられています。

この開かれたコミュニケーションスタイルは、社員が自身のアイデアを率直に表現し、他者からの有益なフィードバックを受け取る機会を増やしています。その結果、個人の成長はもちろん、チーム全体のアイデアの質も向上しているのです。

プロジェクトのレビュー会議や日常の業務内で、経験豊富な上司からも新入社員からも、互いに学び合う機会が常に提供されています。このような環境は、社員にとって新しい知識を吸収し、自己のスキルを磨く貴重な場となっています。

結局、カヤックのフィードバック文化は、社員の能力開発を促進し、会社全体のイノベーションを加速させる重要な役割を果たしているのです。

住宅補助が手厚く安心して働くことができる

面白法人カヤックの評判が良い点の一つに手厚い住宅補助も挙げられます。社員が安心して働ける環境を整えることに注力しているカヤックでは、住宅補助制度が大きな強みとなっています。

特に、鎌倉市内に住む社員には最大で3.9万円の住宅補助が提供されます。持ち家の場合は支給の対象外となりますが、多くの社員がこの制度を利用しています。

この制度は、社員が鎌倉という魅力的なエリアに住みやすくなるように設計されており、逗子や藤沢在住の社員にも金額は異なりますが補助があります。

住宅補助は社員の生活基盤を支える重要な要素です。特に新入社員や転居を伴う転職者にとっては、移住の際の大きな助けとなります。この制度により、社員は生活の心配をせずに仕事に集中でき、よりクリエイティブなアイデアを生み出すことができます。

カヤックの住宅補助制度は、社員が安心して働き、生活できる環境を提供することで、社員満足度の向上とともに企業の持続的な成長に貢献しています。このような支援が、カヤックを特別な会社にしている理由の一つです。

面白法人カヤックが炎上した出来事って?

悪い評判だけなく良い評判も多い面白法人カヤックですが、過去には炎上した歴史もあります。そして、それは社会的な反響を呼びました。

問題の発端は、同社の社長が業界のタブーに触れるような発言を行ったことにあります。具体的には、クリエイティブ業界の新人や学生を低価格で利用するという内容が炎上の火種となりました。これにより、クリエイターやゲーム業界の人々を中心に大きな反発が起こったのです。

社長はTwitterでこの問題に対処しようとしましたが、その対応がさらに炎上を加速させる結果に。コピペと受け取られた返答は、不信感を増幅させました。加えて、同社のユニークな人事制度「サイコロ給」にも批判が集まり、従業員の不安を煽る要因となったのです。

面白法人カヤックに向いている人は?

面白法人カヤックは、独自の文化と働き方で知られる企業です。そんなカヤックで活躍できる人には、いくつか共通する特徴があります。

ここでは、面白法人カヤックの企業風土や制度から言える向いている人を紹介します。

面白法人カヤックで働くことは、自身のスキルを存分に発揮し、個性を活かして仕事を進めることができる貴重な機会です。自由な発想と柔軟な働き方を求める方にとっては、刺激的でやりがいがある環境といえるでしょう。

ユニークな企業文化で働きたい人

カヤックは、「面白法人」としてさまざまなチャレンジを行っています。新しいアイデアや創造的な発想を持ち、それを実現するために行動できる人が求められます。

そのため、自分のアイデアを恐れずに提案しする人にとって、カヤックは魅力的な職場と言えるでしょう。

また、同僚もそうした人材が多いので、より自分を成長させていきたいという方にもぴったりです。

フレキシブルな働き方を好む人

カヤックでは柔軟な働き方が可能です。リモートワークやフレキシブルな勤務時間など、働き方に関して多様な選択肢が用意されています。

そのため、自分のライフスタイルに合わせて仕事とプライベートのバランスを取りたい人にとっては、ぴったりでしょう。

しかし、その自由度を生かして高いパフォーマンスを発揮するためには、自己管理能力が必要です。自らを律することができ、自由な環境の中でも自分の役割や責任をしっかりと果たせる人が、この会社で成功する鍵を握っています。

コミュニケーションを大切にする人

カヤックはチームワークを重視しており、プロジェクトごとにチームが形成されることが多いです。そのため、異なるバックグラウンドを持つメンバーと協力しながら、一緒に成果を出すことが求められます。

オープンなコミュニケーションを通じて意見を交換し、相互の理解を深めながら仕事を進めることができる人は、カヤックでの仕事を楽しむことができるでしょう。

チーム内でのコミュニケーションを重視し、協調性を持って業務に取り組むことができる方には、この環境が合っています。

面白法人カヤックに向いていない人は?

面白法人カヤックの企業文化は独特。そのため、向いている人には向いていますが、逆に向いていない人はとことん向いていません。

ここからは面白法人カヤックに向いていない人の特徴を紹介します。こちらも、ぜひ参考にしてください。

ルーティンワークを好む人

面白法人カヤックでは、日々変わる状況に柔軟に対応し、常に新しいことに挑戦する意欲が求められます。そのため、ルーティンワークを好む人にとってカヤックの環境は少々難しいかもしれません。

また、カヤックでは新しいアイデアを生み出し、実行に移すことが重視されています。そのため、決められたルールに従って忠実に再現することを得意とする方にとって、優れた成果を生み出すことも難しいかもしれません。

そのため、周囲の環境や仕事のパーフォマンス・評価制度を考えた時に、ルーティンワークを好む人にとって面白法人カヤックは不向きといえます。

自己管理能力に欠ける人

面白法人カヤックは、自由度が高く、多様なプロジェクトが同時に進行する環境です。自由で柔軟な働き方が可能な反面、その自由をうまく活用できなければ、業務の遅延やチーム内でのコミュニケーション不足を招く恐れがあります。

こうした環境で活躍するためには、高い自己管理能力が必要不可欠です。自分の業務を適切に管理し、効率よく仕事を進めることが求められます。

そのため、自らのスケジュールを管理し、主体的に業務を進めることが苦手な人にとって面白法人カヤックで活躍するのは難しいといえます。

チームよりも個人で成果を上げていくことが得意な人

面白法人カヤックは、チームワークを非常に重視する企業文化を持っています。社員一人ひとりがアイデアを出し合い、協力してプロジェクトを進めることが求められるのです。

そのため、個人で黙々と作業を進めることを好む人にとっては、やや活躍しづらい環境といえます。もちろん、個々の能力も重要です。ですが、それ以上にチームとしてどう協力し、成果を出すかが重要視されます。

面白法人カヤックでの仕事は、他者と協力しながら創造的なアウトプットを目指す活動が多いです。個人での活動を好む人は、カヤックのような環境において、自分の居場所を見つけるのが難しいかもしれません。

まとめ

面白法人カヤックはそのユニークな制度とクリエイティブな取り組みで注目されています。社員が自由にアイデアを出し合い、革新的なプロジェクトに取り組む風土が評価されています。

一方で、そのユニークな企業文化は従来の働き方を好む人には合わない可能性が高いです。フラットで自由なコミュニケーションが推奨され、給与体系や業務の進め方にも独特の制度が見られます。

面白法人カヤックで働く場合、自己主導で業務に取り組む能力と、こうした変化を楽しむ柔軟性が求められるでしょう。