アビームコンサルティングは、東京都千代田区に本社を置く、日本のコンサルティング会社です。
業務の幅広さとキャリア形成のサポートが魅力ですが、実際の社内カルチャーや評判について詳しく知りたい方も多いですよね。中には「アビームコンサルティングは激務でやばい」という評判もあります。
そこでこの記事では、アビームコンサルティングの社風や労働環境、給与・評価制度などについて、実際に働く人の声とともに解説します。
退職していく人の声や、長く在籍している人の声を確認することで、アビームコンサルティング株式会社の特徴がわかります。ぜひ、参考にしてくださいね。
アビームコンサルティング株式会社とはどんな会社?事業内容は?
社名 | アビームコンサルティング株式会社 |
主な事業 | マネジメントコンサルティング ビジネスプロセス コンサルティング ITコンサルティング アウトソーシング |
本社所在地 | 東京都中央区八重洲二丁目2番1号 東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー |
資本金 | 62億円 |
代表者 | 山田 貴博 |
公式ホームページ | https://www.abeam.com/jp/ja |
アビームコンサルティング株式会社は、東京都千代田区に本社を構える日本のコンサルティング会社です。1981年に設立され、日本発のグローバルコンサルティングファームとして知られています。
また、アビームは日本だけでなく、世界10か国に拠点を持つなど国際的にも展開。海外のオフィスやアライアンスを通じて、現地の文化や価値観を尊重した日本式のアプローチを取り入れています。
会社は戦略立案から業務改革、システム開発に至るまで幅広いサービスを提供し、特に全業界にわたるコンサルティングサービスが強みです。
アビームコンサルティングが展開するサービスは、市場で高い評価を受けています。顧客満足度は82.0点と非常に高く、継続意向も87.6%と高い水準にあります。
さらに、アビームは特定の産業に特化したサービスも強みの一つです。自動車業界や電子部品業界など、特定の分野に深い知見を持つことで、それぞれの業界特有の問題解決に対応しています。
また、日本発のコンサルティングファームとして、日本の経営理念や戦略を世界に広げている点もアビームコンサルティングが高い評価を得ている理由の一つです。
こうしたチームでの協働や各業界の専門知識を生かしたプロジェクト管理が、各企業から評価を得ているのです。
アビームコンサルティング株式会社は激務すぎてやばい?
アビームコンサルティング株式会社について、ネット上では「激務」という評判が見られます。これはなぜでしょうか。
その理由は、プロジェクトの内容や期間によって激しい労働が要求されることが原因として挙げられます。特に、クライアントの要求が高い案件や期限が迫っているプロジェクトでは、通常の勤務時間を超えて作業をする必要が生じます。
また、そのプロジェクト管理の厳しさと高い成果を求める姿勢から、「厳しい」と捉えられることがあります。このような状況が、外部から見ると「激務」と評される一因になっているのです。
ただし、これはコンサルティング業界全体に言えることで、特にアビームだけが極端に厳しいわけではありません。また、労働環境は在籍する部署や担当するプロジェクトによって大きく異なります。
アビームコンサルティングでのキャリアを考えている場合は、事前に情報をしっかりと集め、自身に合った職場かどうかを見極めることが大切です。
アビームコンサルティング株式会社の評判はやばい?
アビームコンサルティング株式会社の評判については、様々な意見がインターネット上に飛び交っています。特に多いのは以下のような内容です。
- 仕事に対するやりがいや魅力の不足
- 評価の不公平感
- 合わない環境・チームに対応しないといけない
一部では厳しい労働条件や職場環境に関する批判的な声もありますが、その実態はどのようなものなのでしょうか?
ここでは、アビームコンサルティングの職場環境について、社員からの意見を踏まえながら紹介していきます。
仕事に対するやりがいや魅力の不足
まず初めに見られるのは、仕事に対するやりがいや魅力の不足の声です。その理由として最も挙げられるのが、会社が紹介している業務内容と実際の業務内容の差です。
アビームコンサルティングはコンサルティング業の会社ですが、その実態はシステム案件が大半を占めます。保守業務も多いため、実は地道な作業やルーティンワークが多くなりがちなのです。
また大企業や官公庁の案件もありますが、大半はERP構築になります。プロジェクトが変わっても業務内容は同じ、ということも多いため、長く働けば働くほど、日々同じような業務の連続でやりがいが少しずつ感じられなくなってしまうのです。
実際に、「自分の未来が見えず、このままでいいのかと悩んだ」という口コミも見られます。
評価の不公平感
アビームコンサルティング株式会社では、プロジェクトによる成果主義が評価の基準となっています。ですが、この制度が一部の社員にとって不公平に感じているようです。
一例として、プロジェクトの成功が個々の努力だけでなく、チームの動きや外部環境に左右されるため、個人の貢献度が正確に評価されないケースがあります。また、同じ努力をしてもプロジェクトによって評価が大きく異なることもあります。
こうした状況が社員のモチベーションを下げることになり、日々変わらぬ業務と相まって、社員のやりがいやモチベーションを下げ、ネガティブな評判として集まっています。
合わない環境・チームに対応しないといけない
アビームコンサルティング株式会社では、基本的に異動がありません。そのため、上司やメンバーと合わない場合は、他に移れる場所と理由を見つけなければいけません。もしそれが難しい場合は、ひたすら我慢しなければいけない日々が続きます。
特に上司の人柄や信頼関係は重要になるため、そこで失敗してしまった社員からネガティブな意見がよく見られます。
また、全体的に穏やかな人が多いと言われています。悪く言えば大人しく暗いという印象を持っている人もおり、もっとガツガツやっていきたいという方からは、物足りなさを感じる原因にもなっているようです。
アビームコンサルティング株式会社の良い評判
ネガティブな意見が目立つアビームコンサルティング株式会社の評判ですが、それと同じくらい、良い評判や口コミも見られます。特に注目したいのは以下のような内容です。
- 開かれた職場環境とサポート文化
- 快適な働き方を支援する職場環境
- 給与と評価制度で見る職場の公平性
それぞれ、具体的に紹介します。
開かれた職場環境とサポート文化
アビームコンサルティング株式会社の社員からは、風通しの良さとオープンなコミュニケーションが特に評価されています。社員間のコミュニケーションが活発で、上司や同僚と気軽に意見交換ができる環境が整っているため、多くの社員が働きやすいと感じているのです。
また、人柄が良く協力的な同僚が多いため、困ったときには支え合い、相談しやすい環境があります。特にプロジェクトごとのチームワークは非常に重視され、チーム内での協力を促進する文化が根付いています。
さらにカウンセラー制度が設けられているため、各社員がキャリアの相談やプロジェクトの希望を気軽に話せる仕組みも導入されています。社員一人一人の声が聞き入れられる体制が整っているため、風通しの良さを実感する社員が多いのです。
こうした開かれた職場環境は、社員が互いに尊重し合い、助け合うことを大切にする企業理念に基づいています。リアルパートナーとしての行動原則が浸透しており、それが自然と良好な人間関係を築く基盤となっています。
快適な働き方を支援する職場環境
裁量労働制の導入により、社員は自身のライフスタイルに合わせて勤務時間を自由に設定できます。これにより、個々の生活状況に応じた働き方が可能となり、特に子育て中の社員には大きな支援となっています。
また、リモートワークの選択肢も広がっており、家庭と仕事のバランスを取りやすい環境が整っています。有給休暇についても、計画的に申請すれば取得しやすい風潮があり、プライベートな時間を大切にする文化が根付いています。
勤務体系の柔軟性だけでなく副業に対するポリシーも明確で、社員が多様なキャリアを築くための選択肢を持てるようになっています。これにより、社員は自分自身のスキルアップや興味のある分野での経験を積むことができ、仕事に対する満足感を高めることが可能です。
残業時間についても、プロジェクトの特性に応じて変動はあるものの、過度な残業が常態化することなく、適切に管理されています。社内の36協定の遵守が徹底されているため、無理な働き方が求められることが少なく、社員の健康と安全が確保されています。
これらの働き方の支援策は、社員がそれぞれの職務を効果的に遂行しつつ、個人の生活を豊かにするためのものです。
アビームコンサルティングは、社員一人一人が最大限に能力を発揮できるような環境を提供することに注力しており、これが多くの社員から支持されていることに繋がっています。
給与と評価制度で見る職場の公平性
給与体系と評価制度も、社員から高く評価されています。明確な給与基準が設けられており、実力と貢献度に応じた報酬が設定されています。初任給も業界内で比較して高めに設定されており、その後のキャリアアップに応じて給与が増加する仕組みです。
また、評価制度においては、半期ごとに行われるパフォーマンスレビューが中心となっています。
このレビューでは、事前に設定された個人の目標達成度が主に評価され、これが直接的な昇進や給与改定に反映される仕組みとなっています。目標は社員自身と上司が協議を重ねて設定しているため、日常の業務でもそれに応じたサポートを受けられることが多いんです。
そして残業代についても、働いた分がしっかりと反映されます。労働の対価が公正に評価される点も社員からの信頼を集めているのです。
このようにアビームコンサルティングでは、公平で透明性の高い評価制度と、競争力のある給与体系が、社員のモチベーション向上とキャリア形成をサポートしてくれます。そして、長期的な人材育成と組織の持続的成長につながっているのです。
アビームコンサルティング株式会社が向いている人
ここからは、アビームコンサルティング株式会社で活躍するために必要な資質やスキルについて解説します。
チャレンジを恐れず、成長を望むあなたにぴったりの環境かもしれません。ここで紹介する情報をもとに、ご自身の考えや希望に合うか考えてみましょう。
高い目標を持って結果を出すことにコミットできる人
まず、目標を設定し、それに向かってコミットメントする能力は、アビームコンサルティングで成功するために不可欠です。
コンサルタントは各プロジェクトで具体的な目標を持ち、クライアントの期待を超える成果を求められます。このような環境では、自分自身で厳しい目標を設定し、それを達成するための戦略を練り、そして実行に移せる強い意志が求められるのです。
また、個人の成果が組織全体の成功に貢献することを実感できるため、自己肯定感を高めながら働くことも可能です。
目標に向かって粘り強く努力できる人は、このような環境で特に価値を発揮することができるでしょう。
高いコミュニケーション能力でチームワークを大切にできる人
続いて、コミュニケーション能力を発揮しながらチームワークを大切にできる人も、活躍できる可能性があります。
アビームコンサルティングでは、多様な背景を持つメンバーと効率的に協働することが求められるため、優れたコミュニケーション能力が必要です。プロジェクトの目標に向かって他のメンバーと情報を共有し、意見を調整することで、より質の高い成果を出すことができるのです。
また、顧客との関係構築にもコミュニケーションスキルは直接影響します。クライアントの立場や要求を理解できなければ、最大限の成果を得ることはできません。
コンサルティングの環境で働くためには、こうしたチームで働くことの大切さと楽しさを理解していることが求められます。
柔軟性を持って新しい環境に適応できる人
コンサルティング業界は常に変化しており、新しい課題や状況に日々直面することになります。
そのため、アビームコンサルティングで成功するためには、これらの変化を楽しみながら、柔軟に新しい環境や条件に適応する能力が重要です。
また、アビームコンサルティングでは、多様なバックグラウンドを持つ社員が協力して働いています。異なる文化や考え方を受け入れる柔軟性も求められるでしょう。
変化を恐れず、それを自己成長の機会ととらえることができる人にとって、アビームコンサルティングは非常に魅力的な職場となるはずです。
アビームコンサルティング株式会社が向いていない人
逆にアビームコンサルティングで活躍することが難しい人には、ルーチンワークをこなす人や一人で黙々と仕事をしたい人、競争を好まない人が挙げられます。
コンサルティング業務はその性質上、日々の業務が大きく変わることが多く、新しいプロジェクトや未知の問題に対応する必要があります。日常的に同じ業務に従事したいと考えている方は、このような変動が多い職場ではストレスを感じるかもしれません。
また、単独で仕事を進めるのを好む人もアビームコンサルティングでは活躍しにくいでしょう。
各プロジェクトを成功に導くためにはチームでの協力が非常に重要視されており、個々のプロジェクト成功はチームメンバー全員の貢献に依存しています。自分一人で完結できる作業を好む方には、チーム依存度の高いこの職場のスタイルが合わない可能性があります。
さらに、成果を出すためには時に激しい競争に参加し、自らをアピールする必要があります。こうした競争を避けて協調性を重視する方は、アビームコンサルティング株式会社で活躍するのが難しくなります。
このように、アビームコンサルティングで成功するためには、個人の価値観や働き方の希望との相性が重要になrます。
職場環境への適応能力やチームで働く意欲、変化に対する対応力が、自己のキャリアの方向性を決定づける重要な要素となります。
まとめ
アビームコンサルティングでの労働環境には、良くも悪くも従業員から多くの評判や口コミが寄せられています。
日々変わらない業務内容や評価の不公平感、合わないチームに対する居心地の悪さなどは、ネガティブな意見の代表例です。
それに対して充実したサポート文化や働きやすい制度、そして明確な給与制度に対しては、高い評価を得ています。
大切なことは、自分が企業に求めていることは何か、そして、企業が提供している制度や社内文化が自分にマッチしているかを見極めることです。
今回ご紹介した内容を参考に、ぜひ検討してみてください。