コニカミノルタ株式会社の評判がやばい?潰れるという噂の真相やリアルな口コミを紹介!

コニカミノルタ株式会社の評判を調べると、「潰れる」「やばい」などの悪い評判・口コミが見られることがあります。

コニカミノルタ株式会社への就職・転職を検討する際は、大手とはいえ将来性は大丈夫なのか、不安を抱く人も多いでしょう。また、会社の特徴や実態を調べる際は、給与水準・評価制度・社内の雰囲気なども知っておきたいところです。

そこで今回は、コニカミノルタ株式会社の特徴や事業内容を紹介したうえで、「潰れる」という噂が出ている理由やリアルな口コミをまとめていきます。

そのうえで、コニカミノルタ株式会社に向いている人・向いていない人の特徴を解説するため、就職・転職先として検討する際はぜひ参考にしてみてください。

コニカミノルタ株式会社とはどんな会社?事業内容は?

社名コニカミノルタ株式会社
主な事業デジタルワークプレイス事業
プロフェッショナルプリント事業
インダストリー事業
画像ソリューション事業
本社所在地〒100-7015
東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー15F
資本金375億1,900万円
代表者名大幸 利充
公式ホームページhttps://www.konicaminolta.com/jp-ja/index.html

コニカミノルタ株式会社は、さまざまな情報機器やITソリューション・サービスの開発、製造、販売を行う大手企業です。IT技術の進歩と急速に進むDXの流れを受け、複数の事業で業務課題にアプローチすることで、社会に貢献しています。

特定のジャンルでは、トップクラスのシェアを誇る製品・サービスも少なくありません。たとえば、以下が挙げられます。

  • A3カラー複合機(およそ40か国でNo.1またはNo.2のシェア)
  • カラーデジタル印刷機(およそ40か国でNo.1またはNo.2のシェア)
  • 光源色計測機器(世界ディスプレイシェアで5割以上を占める)
  • VA-TACフィルム(液晶テレビ用のトップクラスシェア)
  • 超音波 診断機器(日本国内の整形市場においてトップクラスシェア)

基本的にBtoB事業をほとんどを占めており、大手企業ならではの知名度と豊富な実績をもって、多くの価値創出を行っています。

コニカミノルタ株式会社が潰れると言われるのはなぜ

コニカミノルタ株式会社は高い資金力を持つ大手IT企業ですが、「潰れる」「危ない」という、ややネガティブな評判が取り沙汰されることがあります。理由は、以下のことが挙げられます。

  • 過去最大級といわれる2,400人規模の人員削減実施を発表(2024年中を予定)
  • 富士フィルムビジネスイノベーション株式会社との業務提携に向け、協議を開始している
  • 4期連続の赤字により収益力低下の課題に苦しんでいる

2,400人もの規模で行われる人員削減は、人件費に充てられる資金が枯渇していることを直接的に示しており、「潰れる」「危ない」と噂されることも無理はありません。

さらに、業務提携を検討している富士フィルムビジネスソリューションは、コニカミノルタにとってメイン事業(複合機・商業産業印刷機)の競合にあたります。実際にコニカミノルタは、4期連続で赤字の状態が続いており、今回の人員削減も「遅い判断だった」と一部では言及されています。

コニカミノルタ株式会社はやばい?悪い評判を紹介

コニカミノルタ株式会社で実際に働いたことがある人の評判は、さまざまなものが挙げられるため、まずは悪い評判からチェックしてみましょう。

コニカミノルタ株式会社は「潰れる」などの評判があるように、社員からもその状況を不安視されていたり、不満を持たれたりしている点が特徴です。コニカミノルタ株式会社の悪い評判・口コミは、主に以下が挙げられます。

  • ボーナスは会社の業績次第であるため最近は寂しい状況
  • 年功序列の印象が強く、古株がいると出世しにくい
  • 良くも悪くも縦割り社会の、典型的な日本企業の雰囲気
  • 時間がないためキャリア開発は業務外で進める必要がある
  • 経営合理化により昔と比べて女性の解雇などが見られる

悪い評判をチェックすれば、社員が感じている実態はどうなのか、よりリアルな部分がわかります。良い部分だけでなく悪い部分も参考にしたうえで、自分に合う企業なのか、冷静に見極めていきましょう。

ボーナスは会社の業績次第であるため最近は寂しい状況

コニカミノルタ株式会社の給与制度や評価体制については、「相応の高い給与水準ではあるものの、ボーナスは業績次第ゆえに最近は寂しい状況」という評判・口コミがあります。評判からは、業績がそこまで振るっているわけではないからこそボーナス水準が以前より落ちた、という状況が推察できます。

給与が高いといわれていることは安心できるポイントですが、以前よりボーナスの水準について不満を持たれている点は、就職を考えるうえで不安に感じるでしょう。実際にコニカミノルタ株式会社は「潰れる」といわれている部分もあり、ボーナスの状況からも、以前より勢いが落ちている状態がうかがえます。

もちろん、ボーナス水準のみで会社の業績をすべて測れるわけではありませんが、悪い評判の一つとしてはチェックしておきたいところです。

年功序列の印象が強く、古株がいると出世しにくい

コニカミノルタ株式会社の評価制度については、「相対評価かつ年功序列の印象が強いため、仕事ができない古株が上に詰まっている状態ではなかなか出世できない」という内容の評判・口コミが見受けられます。

後述する会社の雰囲気についての評判でも触れていきますが、コニカミノルタ株式会社は1936年(昭和11年)設立の会社です。より実力主義で自由な雰囲気を持つベンチャー企業などと比べると、昭和的な考え方が染みついていると言わざるを得ません。

そのため、年功序列の考え方に縛られず、成果を積極的に出すことでキャリアを積み上げていきたい人には向いていない可能性があります。実力・成果にそぐわないポジションに古株社員が座っていれば、正当に評価されないことにストレスを感じる場合も少なくありません。

良くも悪くも縦割り社会の、典型的な日本企業の雰囲気

コニカミノルタ株式会社の悪い評判を見ると、会社の雰囲気について、「縦割り社会の典型的な日本企業」という内容の評判・口コミがあります。付随する内容としては、以下のような口コミも見受けられます。

  • 自分で自分を偉いと感じている幹部が多く、傾向としてそういった幹部には能力がない
  • 能力のある人材は転職してしまう

コニカミノルタ株式会社は、コニカ(1936年設立)とミノルタ(1937年設立)が経営統合したことで発足した会社です。双方が昭和のはじめ頃にスタートとしているため、会社の雰囲気には、当時の縦割りの形が色濃く受け継がれているのでしょう。

そのため、より若い世代とは考え方が合わない場合があり、幹部について不満を持ちやすいのだと考えられます。

時間がないためキャリア開発は業務外で進める必要がある

コニカミノルタ株式会社は、複合機・印刷・光学機器などで高いシェアを誇る大手企業ですが、働く際の成長・スキルアップの面ではいくつかの悪い評判が見受けられます。

主に見受けられる口コミとしては、「キャリア形成を勧められるものの、時間がないため業務外でキャリアを形成する必要がある」という内容のものが挙げられます。

コニカミノルタ株式会社の残業時間は、社員・元社員による口コミを参考にすると、平均的に月間25~30時間が目安です。「非常に多い」といえるわけではないものの、部門によっては、日々の業務で忙殺されてしまうこともあるのだと考えられます。そのため、日々の業務をこなすだけでは十分な成長につながらない恐れがあります。

経営合理化により昔と比べて女性の解雇などが見られる

コニカミノルタ株式会社の女性の活躍・働きやすさについての評判を見ると、「経営統合化によって、女性が解雇されるケースがある」「女性管理職が少ない」などの評判・口コミが一部で見受けられます。

年功序列で昭和的な雰囲気を持つ会社の場合、男性中心の空気が自然とできあがってしまう傾向があります。外部の会社も含め、女性の働きやすさは以前と比べて大きく変わってきていますが、一部は前時代的な価値観を持った社員も居るのかもしれません。

口コミによれば女性管理職が少ないことも指摘されているため、バリバリ働くことでいずれは管理職に就きたいと考えている女性は、働きにくい可能性があります。

コニカミノルタ株式会社の評判は良い意味でもやばい?

コニカミノルタ株式会社の特徴や実態について理解を深める際は、良い評判にも目を通しておきましょう。

悪い評判は、個人的な不満・愚痴が含まれていることも多く、主観的すぎたり偏見が混じっていたりする場合があります。コニカミノルタ株式会社の良い評判は、以下が挙げられます。

  • 上司は結果だけでなく結果に至るプロセスも評価してくれる
  • 産休育休など女性が働きやすい環境・制度はそろっている
  • 新しい働き方が導入されワークライフバランスは向上中

良い評判にも目を向け、安心して働ける企業なのかを見極めてみてください。

上司は結果だけでなく結果に至るプロセスも評価してくれる

コニカミノルタ株式会社の良い評判を見ると、評価制度については、「上司は結果のみでなくプロセスも見て評価してくれる」と触れられています。そのためコニカミノルタ株式会社では、悪い口コミを見るに一部では不満も上がっているものの、評価制度には満足している社員も多いことがわかります。

結果だけでなくプロセスも考慮して評価してくれるということは、成果を上げられなくても、結果に至るまでの創意工夫や熱意などもよく見てもらえるということです。完全成果主義の体制・雰囲気が苦手な人には、コニカミノルタ株式会社はマッチする可能性があります。

産休育休など女性が働きやすい環境・制度はそろっている

コニカミノルタ株式会社の女性の働き方・活躍についての良い評判・口コミを見ると、「産休育休など女性が働きやすい環境・制度は整っている」という内容の口コミが見受けられます。

さらにいうと、「以前と比べて女性管理職も増えている」という意見もあるため、時代の流れに沿って女性の活躍を推進していることがわかります。悪い口コミを見ると「女性社員が解雇される」などの評判もあるため、確かに前時代的な価値観が浸透している部分はあるものの、変化しつつあるのは事実なのでしょう。

新しい働き方が導入されワークライフバランスは向上中

コニカミノルタ株式会社の勤務体制について良い口コミを見ると、「フレックスタイム制や裁量労働制、リモートワークなどが導入され、ワークライフバランスは日々向上している」という内容の評判が見受けられます。

時代に合った新しい働き方が取り入れられていることがわかるため、古い部分が一部ある会社とはいえ、プライベートの充実させられる働き方は推進されている傾向です。ワークライフバランスが整えば、総合的な働きやすさにつながるため、ストレスなく働ける可能性に期待できます。

コニカミノルタ株式会社はどんな人に向いている?

コニカミノルタ株式会社の特徴や事業内容、歴史、具体的な評判などに目を向けると、主に以下のような人に向いている会社であることがわかります。

  • 長期的なスパンでじっくり出世していきたい人
  • 給与水準が高く安定している会社で働きたい人
  • 産休・育休を挟みつつキャリアを形成したい人

コニカミノルタ株式会社への就職・転職を検討する際は、参考として、自分が上記のいずれかに当てはまるかチェックしておきましょう。以下から、向いている人の特徴をくわしく解説していきます。

長期的なスパンでじっくり出世していきたい人

コニカミノルタ株式会社は、長期的なスパンでじっくり出世してきたい人・キャリアを積み上げていきたい人に向いています。コニカミノルタ株式会社は、昭和の始め頃から続く老舗の企業であり、成果主義というよりはむしろ年功序列的な価値観が色濃く残っているためです。

年功序列の会社は、長期的なスパンで人材育成していくことを大前提としており、長く働けることがメリットです。成果を出すことで早いうちから出世を目指すのではなく、じっくりスキルを身につけながら成長し出世を目指したい人は、居心地の良さを感じられる可能性があります。

給与水準が高く安定している会社で働きたい人

コニカミノルタ株式会社は、給与水準が高く、ある程度の安定性に期待できる会社で働きたい人に向いています。人員削減や継続的な赤字決算などの不安要素はあるものの、コニカミノルタ株式会社は長きにわたって複合機や情報機器、光学機器事業で名を残してきた大手企業だからです。

実際に給与水準の高さには良い口コミがあり、今後、急激にその水準が落ち込むことは考えにくいといえます。転職を機に年収アップを目指したい人も、積極的に検討できるでしょう。

産休・育休を挟みつつキャリアを形成したい人

コニカミノルタ株式会社は、産休・育休を挟みながらキャリアを形成し、上手に家庭と仕事を両立させていきたい人に向いています。コニカミノルタ株式会社は、産休・育休などの基本的な休暇制度が整っており、近年は女性だけでなく男性の育休取得実績も報告されているためです。

女性の活躍も推進しており、昨今はリモートワークなどの柔軟な働き方も導入されているといいます。自分に合った働き方を模索したうえで、家庭と仕事の両立を目指したい人におすすめできます。

コニカミノルタ株式会社が向いていない人は?

コニカミノルタ株式会社は、以下の点に当てはまる人には向いていない可能性があります。

  • 成果主義の会社で若いうちから積極的に出世を目指したい人
  • 今後の成長に期待できる企業で働きたい人
  • より現代的で柔軟な働き方ができる会社を選びたい人

上記の点に当てはまる人は、別の会社も含めて就職・転職先を見つけたほうが良い可能性があるため注意が必要です。なぜ向いていないのかという理由も含め、向いていない人の特徴をくわしく解説していきます。

成果主義の会社で若いうちから積極的に出世を目指したい人

コニカミノルタ株式会社は、成果主義の現場で成果を出し、若いうちから出世を目指したい人にはあまり向いていない可能性があります。

コニカミノルタ株式会社は、良くも悪くも年功序列の空気が浸透している部分があり、場合にはよるものの単純に成果を出せば評価してもらえるというわけではないためです。

より風通しが良い職場で、年齢や勤続年数に縛られない働き方・評価体制に期待している場合は、別の会社もチェックしたうえで適性を判断しましょう。

今後の成長に期待できる企業で働きたい人

コニカミノルタ株式会社は、今後の成長に期待できる企業で働きたい人には、向いていない場合があります。もちろん、将来性自体がないわけではないものの、コニカミノルタ株式会社は「潰れる」などの悪い評判も少なくありません。

実際にコニカミノルタ株式会社は、大規模な人員削減を行ったり、競合との事業提携を検討したりなど収益力低下に苦しんでいる様子がわかります。今後の状況は不明ですが、成長度の高さ重視で会社を選びたい人は、別の会社も検討したほうが良いといえます。

より現代的で柔軟な働き方ができる会社を選びたい人

コニカミノルタ株式会社は、より現代的で柔軟な働き方ができる会社を選びたい人には、あまり向いていません。働き方改革などはもちろん進んでいるものの、古くから続く勤務体制や縦割り社会の雰囲気は、色濃く残っているためです。

そのため、新しく柔軟な働き方を積極的に取り入れていけるような現場のあり方に期待する場合は、うまく適応できないかもしれません。一般的な出社スタイルの働き方が、ベースとなると考えられます。

まとめ

コニカミノルタ株式会社は、最近では「潰れる」「やばい」などの悪い評判が取り沙汰されています。理由は主に大規模な人員削減が行われていること、赤字が続いていること、競合との提携について協議していることなどが挙げられます。

もちろん、すぐにでも倒産するなどの危うさが見られるわけではないものの、以前と比べて成長の勢いは落ちているのでしょう。

しかしながら、大手企業ならではの給与水準の高さや、年功序列だからこそ長期的な目線で育成してもらえることなどは魅力といえます。時代の流れに伴って働き方改革も進んでいるため、コニカミノルタ株式会社への就職・転職を検討する際は、総合的に特徴や評判を見たうえで適性を判断しましょう。